簿記3級学習前に読んでおきたかった書籍3選
簿記を効率よく学習するためには、学習を始める前に簿記の基本的な感覚を掴むことが非常に重要です。そのため、初学者に分かりやすい書籍を先に読むことで、後の学習がスムーズになります。
簿記は特有のルールや考え方が多く、初学者にとって理解が難しい部分が少なくありません。特に、簿記に馴染みがない人にとっては「借方・貸方」や「仕訳」といった概念が直感的に分かりづらいことが課題となります。
テキストや問題集だけでは、これらの感覚を短期間で掴むのは難しく、効率が落ちることがしばしばあります。そこで、学習前に分かりやすい本を読むことで、簿記の基礎感覚を養い、学習をスムーズに進めることができます。
たとえば、簿記では「お金を使うとき、一方で費用が増える」といったように、何かが増えた場合は別の側面で何かが減る、または増えるという「取引の二面性」を記録する必要があります。このような仕訳の基本的なルールは、家計簿をつける感覚とは異なります。
家計簿では単純に「お金が減った」とだけ記録しますが、簿記では「お金が減った」と同時に「費用が増えた」という記録を残す必要があります。この考え方を理解せずに問題を解くと、苦戦する可能性が高いです。
以上の理由から、簿記学習を始める前に簿記の基本的なイメージを掴める本を読むことは、非常に重要です。効率的な学習を進めるための準備として、これらの本を活用することを強くおすすめします。
今回簿記3級学習前に読んでおきたかった3冊の本をご紹介します。
1冊目
簿記がわかってしまう魔法の書:←アソシエイトリンクを貼る予定の箇所
この本は1冊目におすすめします。
冒頭で説明した初学者にとって分かりにくい概念をかなり噛み砕いて説明してくれている本です。
特に5要素と言われる、資産、負債、純資産、費用、収益をかなり分かりやすく、かつそこから仕訳における考えかたまで説明してくれており非常におすすめです。
2冊目
会計クイズを解くだけで財務3表がわかる 世界一楽しい決算書の読み方:←アソシエイトリンクを貼る予定の箇所
この本は世界一楽しいと言われるだけあって、
サクサク面白く読むことができかつ頭に残るというかなりすごい本です。
一点注意なのが、この本は決算書の読み方なので、厳密にいうと簿記の本ではないかもしれません。
しかし初学者にとって財務諸表のイメージをつけることは非常に重要です。
いくつかの実在企業の決算書を題材にすることで、ビジネスモデルによる決算書の違いというものがわかります。簿記、会計がわからない人からしたらかなり高度なことを解説してくださっているのだと思いますが、非常に分かりやすく有益な本です。
簿記3級、2級にはでてこないキャッシュフロー計算書も出てくるのですがこれも図解を駆使して
3冊目
新版 財務3表一体理解法:ここにリンクを貼る予定。
この本は財務諸表を通して企業運営におけるお金の流れを理解できる本です。
この本も簿記の本ではないかもしれませんが、全体的な流れをこの本を通して知ることで、これから学習していく仕訳の意味を理解しやすくしてくれる効果があります。
注意ですが、この本でキャッシュフロー計算書が出てきますが、これは3級及び2級でも範囲外の部分となります。しかし存在は知っておくべきだと感じております。
以上、簿記3級学習前に読んで起きたかった書籍3選でした。
簿記学習をしていると問題に正解することのみに意識が行きがちですが、
今回紹介する書籍を読むことで、簿記の全体像のイメージを持った上で学習に臨むことができます。
単純な暗記にならず、理解しながら学習を進めることに役立つことでしょう。
是非お役立て下さい。